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2016年5月25日
男、定年、どこへ行く
★定年を迎えるけれど
仕事の打ち合わせで某社の研修課長Aさんが訪ねてきました。
一通り打ち合わせがすんだあと
秋口に定年を迎えるので今回の仕事が最後になりますと
丁重なごあいさつをいただきました。
単身赴任を長く続けてきたAさん
やっと自宅へ帰れることになったというのになぜか浮かぬ顔・・
というのも自宅ではすっかりおとなになった息子さんと娘さんが
どっかりと陣取って自分が落ち着く部屋がないんだそうです。
単身赴任で増えた荷物、とくに孤独を支え癒してくれた多くの蔵書は
どうしても持ち帰りたいんだそうですが本箱を置くスペースなどは
どこにもないというのです。
ワンルームマンションでも借りてとりあえず落ち着き先をみつけて
少しずつ荷物を運びたいといっていましたが・・・どうなることやら
単身で不自由をしながら必死で頑張ってきたのに戻る場所がないとは
なんともつらいことで気の毒な話でした。
Aさんからとても仲のいい素敵な家族だとよく聞いていましたので
みんなで話し合って解決するはずだと話半分と聞いておきましたが
よく似た話を最近、他でも聞いことがあります。
お父さんの ”居場所探し” は切実ですね。
★男性の居場所探し
どちらの会社でも仕事を通してご縁のあったベテランの担当者が
どんどん定年を迎えて会社を卒業しています。
そしてその人たちを待っているのは第二の人生です。
Aさんは定年後のことはまったく白紙と言っていましたが
第二の人生は「二つ目の居場所探し」です。
定年という区切りを経験していない自分にはわかりませんが
これまで定年を迎えた多くの人と接してきました。
うまく第二の人生を過ごしている人
うまくいかなかった人
第二の人生も人それぞれ
どちらにも共通の「何か」があるような気がします。
↑ カバー裏の最初にこんなことを著者が書いています。
「居場所を失った男たちが直面している・・・」
ほんとうに男性はつらいと思います!と
旦那さんがいて自分は勉強したことを実利に結びつけながら
日々を楽しく過ごしている女性がそんなことを話していました。
★男の語り部屋
仕事に夢中で
定年後のデザインは何も描いていないと言っていたAさんには
ランさんのところへ遊びに来てくださいと言っておきました。
そんなシニアの人たちとランさんの「夢友サロン」で話しましょう
せめて月に一度でも「あなたの行き場所」にしてくれていいですよ!
コーヒーの好きなAさんにランさんがおいしいコーヒーを入れます!
こんなシニアさんの交流の場づくりがランさんの「夢」なのです。
[場所・JR新幹線新大阪駅前東口正面]