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今年に賭ける
カープの新井選手が今年も鹿児島の最福寺で護摩行に入っている光景が
昨夜のテレビで放映されていた
13回目の護摩行、今年から若手の堂林選手が同行している
2000本の護摩の木が燃えさかり3メートルの火柱の上がる前は
300度、白煙と火の粉をかぶり意識がもうろうする中で
大きな声でお経を唱え続ける
初めての堂林は気を失いかけたそうだ
顔はやけどで赤くはれ痛々しい
今日も修行は続く
なぜ、ここまでするのか
甲子園の優勝投手、ファンからはプリンスと呼ばれる
人気者の堂林も去年はほとんど出番がなかった
焦りと危機感からなんとかしたい
自分を変えたい、その一心なんだろうと思う
新井選手に頼み込んで同行したというのだからすごい
映像を見るだけでも逃げ出したくなるような
まさに命がけの行をしている姿に決意の固さがわかる
捨て身になって7年目に立ち向かっている
新井選手もカープ時代のアニキ金本選手に同行したのが始まり
この護摩行には新井選手に続くチーム年長者で常連の石原捕手も
後輩の会沢捕手を伴って参加している
ベテランが若手を連れ自ら困難なことに挑戦する姿を見せる
40歳になる新井と25歳の堂林のそれぞれの危機感が
チーム力になって今年もいい戦いをやってくれると思う
護摩行をしたから野球がうまくなるということはないはず
野球選手だから野球だけやっておればいいというわけでもない
堂林選手がどんな変身をして活躍をしてくれるか楽しみだ
人生76年を生きてきてそれなりに頑張ったつもりだが
命がけで自分と戦ったとはっきりて言い切れることはない
だからいつも最後が甘いんだな。