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2016年5月16日
伊勢神宮参拝
★何十年振りかの伊勢神宮
昨日は東海道53次を桑名まで夫婦で歩いて四日市に泊まりました。
今日は朝からあいにくの雨でしたが何十年振りかのお伊勢さんに
お参りをしてきました。
古くから 日本人の心のふるさととして特別な存在になっている
伊勢神宮は
”一生に一度は行きたい!”
と憧れの聖地として崇められてきました。
私達夫婦も、そのうち、という年齢ではなくなりましたので
東海道を歩いている道中を少しだけ寄り道をしてでも
お伊勢さん参りをして旅の安全を祈願しておきたいと思って
今回は東海道歩きとセットにしてお参りすることにしました。
お参りを始めました。
★外宮参拝
表参道日除橋を渡ると空気が一変して大きな深い神宮林が続く
参道を一番奥にある御正宮を訪ねました。
そこは豊受大御神が祀られている外宮で最も神聖な場所で
雨にもかかわらず大勢の外人さんが参拝をしていました。
★豊受大御神が祀られている外宮
(内は撮影禁止)
★古市参宮街道
奉納舞台のある勾玉池で休憩してから内宮へ向かいました。
ここは連絡バスがあるので簡単に行くことができるのですが
われわれ爺婆隊はせっかくの伊勢街道があるのでもちろん歩く!
内宮までの古市参宮街道は相棒の婆さまが地図を手に先導!
その街道はかって外宮、内宮間をお参りする人が歩いた道です。
上り下りと曲がりくねった道を歩く人は誰もおりませんでした。
★街道は出会いの道
「笑門」という飾りが各家についていたので地元のおばさんに
聞くとこの地に詳しいという電気屋の奥さんを紹介してくれて
息子さんが作成したという模造紙4枚くらいの膨大な歴史物語を
みせられて絶句、こりゃ、すごい!
など著名な人がこの地で映画撮影をしていたところだそうで
その撮影に使われたという古い旅館まで教えてくれました。
歩くとこういうすばらしい出会いがあってほんとうに楽しい!
昨日も東海道でも二度、思い出になる出会いがあったばかり
だれにでも話しかけるのを相棒が
「つるべの家族に乾杯」みたいと言っていたが、ほんまや!
お互いに大笑い、こういう珍道中が旅の醍醐味なのです。
★足は元気のバロメーター
ありがたいことに内宮までは雨も上がってのんびり歩けました。
後ろから先導する相棒の姿を見て足取りがしっかりしていたので
安心して後ろからのこのこついて歩いて楽でした。
昨日36,000歩も歩いているのに平気というのだから驚き!
73、鍛えれば歩ける、運動不足の人に歩きなさいと言いたい!
★おかげ通り
やっと内宮についたので先に昼食をすることにして・・・
観光客で大変な人出のおかげ通りで名物の伊勢うどんにしました。
この黒いタレと柔らかいメンが特徴でした。
★内宮参拝
内宮の宇治橋鳥居の前にたたずんだ時は鳥肌がたちました。
深い森、五十鈴川の御手洗場で手を清めて御正宮に向かいました。
★天照大御神を祀った内宮
要人が参拝するシーンをテレビでよくみる御正宮(皇大神宮)は
八百万の神の最高位にたつ天照大御神を祀った神社の中でも別格の
場所でそのもっとも神聖な場所へ階段を上って参拝ができました。
あーやっと来ることができたとほっとした気分になりました。
★伊勢名物・赤福餅
強い雨の中を再びおかげ横丁にもどりここで休憩することにして
にぎわっている赤福本店でつきたてのお餅をいただきました。
さすがにつきたてはおいしい、ここも外人客でいっぱいでした。
だれも人の姿もない道を駅までウオーキング、別にバス代を
節約するつもりはなく当たり前のことのように歩きました。
今日はここまで約24,000歩
二日間で 36,000歩+24,000歩=60,000歩
ほんとうによく歩きました。
★無事に帰還
こうして二日間、東海道と伊勢街道をゆっくりと味わいました。
普段は味わえない心の聖地に身をゆだね、いやされて、ここまで
生かされている幸せをしみじみとありがたく思いました。
運よく大阪上本町行きの急行に間に合い約2時間半の電車の旅
さすがに相棒は眠りこんでなんばまで帰ってきました。
これで爺婆の二日間の珍道中も無事に終わりました。
長くなりました、ここまで付き合っていただき感謝です。