■
攻める
オリンピック、女子卓球団体で日本が銅メダルを勝ち取った
深夜、テレビで準決勝の対シンガポール戦を眠い目をこすりながら
とうとう最後までみていた
銅を決めたのは15歳の大阪の高校生、伊藤美誠選手
相手は世界ランク4位のシンガポールのエース、それを3-0で破った
すごいとしかいいようがない
よっしゃ、よっしゃ!と思わず立ち上がって応援をしていた
攻めて、攻めて、攻めまくって世界4位を圧倒しての勝利に
本人はケロリとしているんだから驚いた
一回り年上でダブルスの相手の愛ちゃんが泣いた、泣いた、泣いた
この人は泣き顔がほんとうに似合う・・・不思議な選手
体操の床運動では金メダルの大本命だった白井健二選手が大失敗をして
メダルをとりそこなった
それをものともせずに跳馬で新技術に挑戦し銅、また世界を驚かせた
攻めていくのが自分のやり方、自分に延びしろがあることがわかったと、
19歳の白井選手は内村選手の後継者になると宣言した
すごい、もう4年後に向けて気持ちは動いているんだ
振り返って失敗を悔やんでいるところなど微塵もない
失敗したら?
あの時・・・しておれば
という日本人の多くが持つ精神性の特徴がともすれば攻めより守りを
重視することを選択してしまうのに(自分も長くそうであった)
今の若いアスリートたちはそこが違ってきている
それがスポーツの世界だけでなく
あらゆる分野に広がって世界に羽ばたく若い人たちが増えていけば
日本の将来も違ったものになるかもしれない
今回のオリンピックは中学生をはじめ若い選手の活躍が目立った
そういう意味ではオリンピックの意義は大きい。