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東海道で8年ぶりの素敵な出会い
8年半前の68歳の誕生日に岡崎市の東海道を歩いていた時に
街角で道を確認していたら親切に声をかけてくれた女性がいた
向かいの仕出し屋の奥さんだった
別れ際に写真をお願いしたらわざわざすぐ近くの神社まで行って
下の写真を撮ってくれた
今回、ぜひ、会ってお礼をいっておきたいと思って店を訪ねた
こんにちは!
挨拶をしても誰も見えなかったがせっかく来たのだからと
思い切り大きな声で
“こんにちは、旅の者です!”と言うと
大きな返事とともに奥からふたりの女性が出てきた
あっ、後ろの人や!・・・お礼を言おうとしたら
“あっ、あの時の・・・”と先に言われた
“覚えていただいておりますか”と聞いたら
“覚えていますよ”
8年も前のことを瞬間に思い出してくれたことが
うれしくて思わず手を握った!
びっくりした!
そんなこと、信じられないよね
すっかり会話がはずんだ
“もう三度は来ることはありませんからお元気で”と言って失礼した
振り返るとあの時と同じように手を振って見送ってくれていた
涙が出た
ウォーキングはいろいろな出会いがあってそれも楽しい
黙って通るのが苦手なランさんは子供でも年寄りでも地蔵さんでも・・
犬や花にも話しかける
だから予定通りにすすまないで時間が遅れてしまう
今回も東海道を歩いている人、地元の人、いろいろ会った
相棒が“東海道を歩いている人がわかるの?”と聞いてきた
それがわかるんだ・・・
お互いに歩いている者同士、すぐ楽しい会話になって
励ましあって別れていく・・・
だからウォーキング、とくに街道歩きはやめられない
コミュニケーションには最高の体験の場だよ
一期一会、しみじみ思う。